雑誌広告やテレビコマーシャルをはじめ、各社の積極的なプロモーション戦略が目立つ化粧品業界。食品業界とならび、こちらも非常に競争が激しい業界であり、ブランドの確立は決して容易な作業ではありません。では、この業界でいかにしてブランドの確立を目指すか。ここでは、ある国内大手化粧品メーカー(以降、A社)のブランド戦略事例をもとに、ブランディングのカギを一緒に探していきましょう。
A社が自社ブランドの確立を目指すにあたり、最初に行ったのは、「自社のブランドがいかなるものか」を明確に定義し、それらを徹底して市場に認知させる作業でした。「CI(コーポレート・アイデンティティ)」という言葉がもてはやされて久しい世の中ですが、こうした自社ブランドの明確な定義をロゴや社訓、経営姿勢、プロモーション戦略に落とし込む作業はどの業界に身をおく企業にとっても重要なことです。A社の場合、伝統ある歴史や、高品質な商品、それらを生み出す高い技術力、関わるすべての社員の人間性などを言葉で明確に定義し、消費者へ一貫したイメージを持ってもらおうと試みます。そして、変わらない消費者への訴求を長年続けることによって、今日では他社には真似することのできない独自性溢れる企業ブランドを築き上げることができたのです。
ここで1つ言えることは、「変わらないイメージを、長年伝え続ける」ということが企業ブランドにおいていかに重要であるかということ。なぜなら、その真摯な姿勢こそが、消費者が企業へ抱く信頼感につながり、その信頼感はやがて揺るぎない高級感へと発展するからです。イメージがころころと変わる企業は、相手によって態度を変える人間と同様、少し信頼しづらいところがあるのかもしれませんね。
スポーツ用品は現在、大企業によるシェア争いがとても熾烈な業界です。その中で成功するためには、どのようなポイントが重要なのかを事例をもとに紹介していきます。
商品流通の数が膨大な食品業界は、数ある業界の中でも最もブランドの確立が難しい業界の1つです。ただ、ポイントを理解すれば、企業ブランド確立への糸口を掴むことができそうです。
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