百貨店業界の中でも、郊外型百貨店が目立つようになったのはここ数年の現象です。その要因は、鉄道網の発達や都心市場の飽和など様々なものが考えられますが、市場や消費者の特徴が異なるだけに都心部とは違ったブランド戦略が必要であると言われています。では、郊外型百貨店に求められるブランド戦略とはどのようなものかを紹介していきましょう。
まず始めに、百貨店である以上は、都心型百貨店、ターミナル型百貨店と同様、高い「サービス力」と「機能性」が必要であることは言うまでもありません。ここに付加される戦略として挙げられるのが、周辺マーケットで生活する周辺住民との「コミュニケーション力」。つまり、単に商品を売る存在ではなく、消費者と百貨店との密なやりとりが、さらにブランドの価値を向上させるのです。コミュニケーションに欠かせないのは、「情報」の発信や伝達。具体的な手法では、地域の子供向けの参加型イベントを百貨店内で催したり、コミュニティ誌を発行して顧客へ配布するなどが挙げられます。
地域住民に「特別な存在」と感じてもらうためには、従来の百貨店の枠組みを越えた活動こそブランド価値向上の大きなカギを握っていると言っても良いでしょう。
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